"更新履歴"という名のあとがき(2004年分)
※過去の更新履歴のリンク先は、リンク切れになっている場合があります。ご容赦ください。
クライミング・ブック・ニュースは、はてなダイアリーにて随時更新しています。

2004年12月24日25108
山記録の棚に「11月20日〜23日 剱尾根(小窓尾根から下山)、明星山P6南壁左岩稜、マニフェスト(事故)」を追加。
マニフェストにおける事故報告を含みます。
概略としては、5ピッチ目でトップが墜落。中間支点はすべて外れ、ビレイ点の20m下まで落ちる。
事故者は意識はあるが自力で降りられない状態。
残る二人で取付まで下降させ、その後、河原からヘリでピックアップしました。
奇しくも救助訓練の翌週の出来事でした。
そのときビレイしていた私は、手に火傷と突き指を負い、いまだ完治しておりません。
何らかの参考になれば、と思い、メンバーは匿名で報告を公開します。

2004年12月1日24331(推定)
サーバーの障害で、29日からアクセスできない状況が続いていました。
サーバー自体はようやく復旧したのですが、サーバーにあったデータはすべて消滅してしまいました。
仕方がないので、ローカルのデータをアップロードしなおしました。
ただ、もしかしたらアップロードミスなどでアクセスできないページなどあるかもしれません。
そんなページを発見されたら、お知らせくださるとありがたいです。

このレンタルサーバーを使い始めて約2年ですが、データが消滅したのは初めてです。
そろそろ引越したほうがいいのかなあ……。

2004年11月19日23966
山記録の棚に「2004年11月13日〜14日 救助訓練」を追加。

私が所属する東京YCCが行なった救助訓練の概要です。
実際起こりうるケースに基づく、かなり実践的な訓練でした。新たに覚える技術も多く、いままで当たり前に行なっていた技術も実は既に古かったり、危険性が指摘されているものも多い、ということを初めて知りました。
報告として文章にまとめてみましたが、こういうのは実際にやってみないと分からない部分が多く、ただ読んだだけではさっぱりイメージが湧いてこないと思います。そのあたりはご了承ください。

2004年11月2日23310
山記録の棚に「10月24日 丸山東壁 左岩稜」「10月25日 丸山東壁 右岩稜(フランケ?)」「10月27日〜28日 丸山東壁 中央壁緑ルート」を追加。

“黒部の巨人”丸山東壁三部作です。右足、左足、背骨を登ってきました。
入山したときはきれいな紅葉で、秋真っ盛りだった山も、途中で雪が降り、山の上部は真っ白。あっという間に冬になってしまいました。
なお、右岩稜と思って登ったルートは、ルート図の表記とはかなり異なっており、実は右岩稜フランケだったようにも思えますが、確証はありません。

クライミング・ブック・ニュース過去ログを文書保管庫へ移動。
この頃、クライミング・ブック・ニュースを一時「〜プラス」と名称変更した。ブックニュースだけでなく、DVDやテレビの情報も取り上げるようになったため。
クライミングで言う四級プラスとか8cプラスとかそういう感じのつもりだった。
しかし、タイトルが長くなりすぎて、鬱陶しいのですぐやめた。
省略して「くら・ぶ・ニュース」というのも考えたが、一見してわかりにくいので、やはりやめる。
ひねりがないけど、タイトルで内容がすぐわかるのは、大切かと思った。

2004年10月21日22905
山記録の棚に「10月16日〜17日 穂高岳下又白本谷」を追加。
写真のみの報告もあります。
今年は雪渓がなく、アプローチは恵まれていたかもしれません。
寒かったですが、天気は良く気持ちのよい秋の沢&岩でした。

リンクを一部修正。気象情報関連を見直しました。


2004年10月14日22658
山記録の棚に「10月1日 谷川岳一ノ倉沢南稜(単独)」「10月7日 幽ノ沢左俣中央ルンゼ」を追加。

「山と溪谷」11月号の「小屋番三六五日」というコーナーにこの夏の山小屋での仕事のことについて書かせてもらいました。
雲の上の八十七日」の「おわりに」の別バージョン、もしくは、長いあとがきみたいなものです。
よろしければ、読んでみてください。

2004年10月9日22498
山記録の棚に「10月2日 谷川岳一ノ倉沢3ルンゼ」を追加。
充実した良いルートでした。 南稜はものすごく混雑しているようでしたが、3ルンゼでは静かなクライミングを楽しめました。

2004年9月30日22240
山記録の棚に「9月12日 仙ノ倉沢 中ゼン」を追加。
山小屋便りの更新も終わり、久々の山記録の追加です。
沢登りは2年ぶり。
フラットソールで登れる快適なスラブでした。


表紙のレイアウトを少し変更。
クライミングブックニュースは、今までこっちのトップページにも掲載していましたが、今後独自運営とします。


2004年9月23日
「雲の上の八十七日〜山小屋便り〜」に「キレット小屋 後編」を追加。
これで完結。予想以上に長くなってしまいました。
はてなダイアリーのほうは、内容が重複しますので、順次削除していきます。


2004年9月18日
「雲の上の八十七日〜山小屋便り〜」に「キレット小屋 前編」を追加。
長くなりすぎたので、1,2と分かれています。
付録として、「キレット小屋ツアー」も。次回更新で完結です。

2004年9月13日
「雲の上の八十七日〜山小屋便り〜」のうち「五竜山荘」編を追加。
その後、キレット小屋前編、後編と続きますが、
全部あわせると非常に量が多いので、少しずつ追加していきます。
クライミング・ブック・ニュース プラスに掲載されていた分は、内容がだぶっているので、順次削除していきます。


表紙の背景を変更しました。気分転換です。

2004年9月2日
山小屋生活を終え、無事帰宅しました。
ブランクは大きいですが、
ぼちぼちと山にも復帰していきたいと思っています。

しかし、この3ヶ月間に届いたメール約400通のうち
90%がウィルスメールって一体どうなってるんでしょうか……。

2004年6月2日
<お知らせ>
某山小屋で働くことになり、約3ヶ月間このサイトの更新ができません。
また、お問い合わせ等のメールの返信も9月以降になりますのでご了承ください。
よろしくお願いいたします。


2004年6月1日
いまさらながら、ネパールトレッキング食事一覧食事大全を追加しました。
もう半年以上前の話です。本当にいまさらになってしまいましたが……。

2004年5月27日
5月15日のウメコバ沢中央岩峰 凹角ルート3ピッチ目に関して、
リードした羽矢さんから一部訂正(補足)を受けました。
私の書き方だと、ダイレクトルートは脆くて登れない、という印象を受けるかもしれませんが、
実際には、そうでもないようです。
(ただし、オリジナルライン(ノーマルルート)はやはり脆くて登れないらしいです。)

今までの記述はそのままに、羽矢さんからの補足を追加しておきました。
今後登られる方の山行になれば、と思います。

2004年5月23日
山記録の棚に5月15日 ウメコバ沢中央岩峰 凹角ルート(3ピッチ目まで)を追加。
ちょうど、今日、NHKスペシャルで「足尾銅山 よみがえる森」を放送していました。
前半、プロジェクトXみたいでしたが、森(植物)の再生を、動物を中心に描いていく、というのが面白かったです。
動物たちが、足尾の森に不足しているミネラル分を求めて、廃屋に集まる、というのは目からウロコでした。
なかなか良い番組でした。再放送は、26日午前0:15-1:04(25日深夜)となっています。
なお、松木沢の岩場付近は、現状保存地域に指定されているので、森になるということはないと思います。
ところで、その岩場、2001年に行ったときには、硬くて快適、という印象だったのですが、
今回は一転、あまりにもボロボロすぎて、途中で降りてきてしまいました。
季節による違いなのかもしれませんが、よく分かりません。

文書保管庫に山野井泰史講演会聴講メモを追加。
5月20日に行われた「エルク20周年記念イベント 山野井泰史スライド講演会」のレポートです。
ギャチュンカンでの痛手を乗り越え、次の目標に向かって着実に歩み始めているな、と言う印象を受けました。

2004年4月27日
山記録の棚に4月24日〜25日 明神岳II峰東稜を追加。
主峰東稜はよく登られていますが、隣のII峰東稜を登ったと言う話はあまり聞きません。
雪稜のつもりで登りに行ったら、まるで(一部)冬壁でした。
何が出てくるのか分からない、というのもマイナールートの面白さではありますが。
なお、明神は例年より積雪が少ないようです。

<5月1日追記>
写真のみのページを作りました。参考までにどうぞ。

2004年4月23日
山小説の棚に「黒部の羆(ひぐま)」(新潮社・真保裕一)を追加。
11月の剱岳源次郎尾根が舞台。クライミング描写もかなり本格的。
そして驚きのミステリ要素も隠されています。
中編ながら、一読の価値ありです。

2004年4月18日
「クライミング・ブック・ニュース」のコンテンツのみ、
はてなダイアリー」に移行させようとテスト中です。
データが増えるにつれ、過去ログの整理や、ジャンル別の並べ替えを
手でやるのが煩雑になってきたためです。
現在、ここで始めています。
でも、はてなに移行したとしても、
最新更新分のみ、このサイトのトップページに残す予定ではおります。


2004年3月28日

山記録の棚に3月10日 谷川岳一ノ倉沢一ノ沢右壁左方ルンゼを追加。
5月9日まで谷川岳の危険地区への入山が禁止となりました。
もうすっかり春ですね。
谷川岳危険地区の登山禁止のお知らせ!!(谷川岳登山指導センター)
谷川岳危険地区の登山禁止について(PDF書類・日本山岳協会)

2004年3月22日
山記録の棚に3月11日 蓬沢檜又谷大滝沢支流 アイスクライミングを追加。
一ノ倉左方ルンゼの記録もあるのですが、それはまた今度、ということで。

2004年3月12日
飽きもせず、また谷川に行ってきました。
一ノ倉沢一ノ沢左方ルンゼと北西面の檜又谷
両方ともアイスクライミングです。
檜又谷の氷は今のところ誰も登っていないようで、初登らしいです。

谷川の雪の状態は、あまり良いとは言えません。
今週末か来週あたりがラストチャンスになるような感じです。

詳細な報告はまた後日にしますが、
とりあえず、檜又谷の写真だけ。

2004年3月8日
山記録の棚に3月6日 谷川岳幽ノ沢 ノコ沢大氷柱を追加。
めまぐるしく変わる天気の中、半ば強引に登ってきました。
氷の状態は良かったですが、クレバスが大きく開いたり、ラッセルが大変だったりと、雪の状態は、あまり良くありませんでした。
写真が少ないのは、撮ってはみたものの、現像してみると、降りしきる雪のため真っ白で、使えないものばかりだったからです。
写真に撮れない、月光に照らされた大岩壁には圧倒されました。


2004年3月4日
山記録の棚に2月28日〜29日 谷川岳 幕岩尾根を追加。
今週に入って寒さが戻ってきました。
谷川岳も新雪が積もっているように思います。
これで気温が上がれば再び雪崩の連発になるでしょう。

2004年3月1日
2月28日-29日で谷川岳幕岩尾根に行ってきました。
前日に降った雪で新雪が積もり、
その下の雪と合わせて、全体的に30cmくらいのラッセル。
技術的には、難しくないのですが、
変化に富んでいて、面白い尾根でした。
幕岩側は人がほとんどいないので、静かなのも良かったです。
28日は春のような暖かさだったのですが、29日は一転してガスと猛烈な風。
視界不良で、西黒尾根の下降ができず、天神尾根から降りました。
詳しい報告はまた後日。

2004年2月23日
山記録の棚に2004年2月21日 谷川岳一ノ倉沢 中央稜を追加。
暖かいので、素手で登っていました。
一ノ倉では、雪崩も頻発していて、まるで春の様相。
ついでに山写真の棚も更新。
こちらは1年ぶりくらいの更新です。


2004年2月14日
山記録の棚に2月11日 御坂大幡川 四十八滝沢 アイスクライミングを追加。
天気も良くて、氷結状態もまずまず。
楽しめるアイスクライミングでした。
山記録の棚の「序文」を書き換えました。
特に意味はありませんが、サイト開設からそろそろ4年になりますし、
過去の記録を読み返したりしているうちに思ったことを書いてみました。

2004年2月7日
山記録の棚に1月31日〜2月1日 大谷不動を追加。
今シーズン初のアイスクライミングが大谷不動というのは、
少し無理があったように思います。
フォローとトップロープで、何とか、という感じでした。
もっとトレーニングをしなくちゃなりません。

2004年1月26日
回顧録2003」を追加しました。
昨年は、あまりにも山に行っていないので、コメントはありません。
ヨセミテとネパールに行けたのは、とても大きいですが、
本チャンは4回。ゲレンデにおいては一度も行けずじまい。
今年は、もう少し行けるといいなあと思っています。
行きたいルートは、たくさんあるんですけどね…。

2004年1月8日
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
山はそれほど行けそうにありませんが、サイトの更新ともども、ぼちぼちと続けていきたいと思っています。

さて、新年最初の更新として、
山記録の棚に2003年12月28日〜1月1日 中ア仙涯嶺東尾根を追加しました。

昨年末12月20日-21日に黄蓮谷に行ったのですが、いろいろあって、結局五合目小屋から帰ってきました。
仙涯嶺東尾根は、ラッセルの連続で、力を使い果たしてフラフラでした。
でも、こういう泥臭い、いわゆる「ニッポンの雪山」という感じは、ヤブ山っぽくて個人的に好きなのです。

ところで、初詣に行きおみくじを引いたところ「大吉」で、
「失物:高いところで見つかる」と出ました。
「高いところ」とは、山を指しているのでしょうか。
「失くしたモノ」は、やはり山に登って見つけなくてはならないのか、
と暗示的なものを感じました。



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