◆クライミング・ブック・ニュース◆ 山漫画、山小説
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◆山漫画
「Dr.猫柳田の科学的青春」(幻冬舎・柳田理科雄)
・コミックバーズ連載中の漫画。
・2004年5月号のNo.38「春山は科学を招くよ」で山に登っています。
・滑落してがけに取り残された一人を、如何に科学的(?)に救出するか、という話。登山の描写そのものは……。
・コミックバーズのサイトから冒頭の3ページ分だけ見ることができます。
→コミックバーズ(2004/4/4)
「漫戦スピリッツ 3月27日号」(小学館)
表紙が、「岳人列伝」の 村上もとか が描く「ハイティーンのフリークライマー」です。
山漫画の掲載はありませんが、村上もとかのインタビュー記事があり、
「岳人列伝」のことにも触れています。
→s-book.com
「岳-みんなの山-」(小学館・石塚真一)
・12月12日発売のビッグコミックオリジナル増刊号で、
山漫画が新連載の模様。
・予告によると、「人の心を温める登山救助物語」だそうです。
→ビッグコミックオリジナル増刊号(2003/12/5)
・2月12日発売のビッグコミックオリジナル増刊号で第2話掲載。
山岳救助隊という題材はありがちですが、内容は結構面白いです。(2004/2/14)
「岳人(クライマー)列伝」(小学館文庫コミック版・村上もとか)
・山漫画の古典とも言える作品。
・文庫版は既に文春文庫ビジュアル版で出ていますが、小学館からも9月13日に出るようです。
→太洋社文庫発売一覧
(ただ、小学館の公式ホームページでは、9月の発売予定に入っていないので、延びるかもしれません。)(2003/8/14)
・発売延期どころか、発売中止になってしまったようです。
→太洋社コミック発売変更(2003/9/10)
「ザイルの二人」(講談社漫画文庫・弘兼憲史)
・「弘兼憲史短編集2 刑事の紋章」に収録されている短編です。
→【bk1】
「島耕作」シリーズや「人間交差点」などを描いている著者ですが、
初期のころは、現在と作風が全然違います。
この話も、本格的な岩壁登攀の物語で、短いながら、読み応えのある作品となっています。
もともと、2000年1月にさくら出版漫画文庫から出ていた「ふたりだけの戦争」
に収録されていた作品ですが、さくら出版はこんな状態なので、
さくら版は、古本屋で探すしかないでしょう。
読んでみたい方は今がチャンス。
ちなみに、鴫秋子・満則のノンフィクション「ザイルの二人」とは全然関係ありません。(2003/7/22)
「厳冬黒四ダムに挑む プロジェクトX挑戦者たち コミック版14」
(宙出版・影丸穣也)
→【bk1】
・NHK「プロジェクトX」のコミック版です。
山岳漫画とはいえませんが、あの番組に感動した方へ。(2003/6/27)
「カモシカ」(双葉社・鎌田洋次)
→全3巻 →【bk1】
・「週刊漫画アクション」(双葉社)で連載中。
・民間と警察の山岳救助隊が対立する構図が新しいように思います。
・掲載誌が9月30日発売号で一旦休刊となる模様。(2003/8/4)
週刊から月2回刊になるようですが、掲載作品はどうなることか?
→「新文化」ニュース2003年8月4日付
・10月28日 第2巻発売予定。
→太洋社コミック発売一覧
掲載誌の「週刊漫画アクション」は、9月30日発売号で休刊となります。
連載中の物語は、佳境に入ってきて、ある意味ラストが近いのかな、と思わされます。
休刊と同時に完結してしまうのでしょうか。(2003/9/10追記)
・掲載誌の休刊に伴い、完結しました。
・休刊に合わせて、話としてもきれいにまとまったな、という印象です。
・10月28日 第2巻発売予定。第3巻は今冬発売予定だそうです。(2003/9/30追記)
・完結編の第3巻は、2月28日発売予定。
→太洋社コミック発売一覧(2004/1/8追記)
→【bk1】/【amazon】
2月28日に完結編第3巻が発売されました。
→双葉社ネット(2004/2/28追記)
「こちら愛!応答せよ」(講談社漫画文庫・上原きみ子)
→1〜4巻(完結)【bk1】
→感想ページ
・絶版となっていた名作が、漫画文庫になって復刊。
・山登り(クライミング)の楽しさ、喜びをここまで純粋に描いた作品は他にないと思うのです。
・本を手に取るのに抵抗があるかもしれませんが、未読の方はこの機会にぜひ。
「神々の山嶺」(集英社・谷口ジロー、夢枕獏)
→1〜5巻(完結)【bk1】発売中
→単行本完結記念サイト「山に登るのって何でだろ〜!」が開設
・2ヶ月連続刊行でついに完結!山漫画の到達した極みを確認せよ。
・小説版と異なるラストにも注目。(2003/5/10)
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◆山小説
「高村薫の本(別冊宝島981)」(宝島社)
→【bk1】/【amazon】
・高村薫のファンブック。
・山小説「マークスの山」関連の話もかなり出てきます。
・単行本と文庫版の徹底比較や北岳周辺の事件マップなど。
・爆笑問題太田光が「マークスの山」を強力にプッシュしていたり。
→宝島チャンネル(内容紹介)(2004/3/5)
「冬のデナリ」(福音館文庫・西前四郎)
→【bk1】/【amazon】
1996年に福音館日曜日文庫で出ていたものの再刊。
2月20日発売(すでに発売中)。
体裁は小説だが、著者が実際にデナリ(マッキンリー)に登った経験を活かしているだけあって、リアリティは十分。傑作としての呼び名も高い。
未読の方はこの機会にどうぞ。(書店では、児童書コーナーに置いてあると思います。)
そういう私も読んでいないので、買ってみようと思います。(2004/2/14)
「タイトル未定」
年末恒例の「このミステリーがすごい!」(宝島社)が発売されました。
「私の隠し玉」(作家の新作予定)のコーナーから、山関連のものをピックアップすると、
・大倉崇裕:『山岳ミステリーの長編、短編に挑戦したい』
・真保裕一:『乱歩賞五十周年企画として、中編も書きます。山岳警備隊のお話になる予定』
とのことです。
ちなみに、大倉崇裕は、「生還者」(「ミステリー傑作選39 完全犯罪証明書」(講談社文庫)収録→【bk1】)
という山岳ミステリーを書いています(これも山岳警備隊の話)。
真保裕一は、言わずと知れた「ホワイトアウト」(新潮文庫)→【bk1】の作者です。(2003/12/7)
「光の山脈」(角川春樹事務所・樋口明雄)
・11月25日発売予定の「山岳冒険小説」らしいです。
・私は未見ですが、あらすじを読んだ限りでは、山っぽいです。
・詳しくは、著者の趣味のサイト(オフィシャルサイトとは別)をご覧ください。(2003/11/23)
→【bk1】
・奥付は12月8日になっていますが、もう発売されていました。(2003/12/1追記)
「狼は瞑(ねむ)らない」(ハルキ文庫・樋口明雄)
→【bk1】→感想ページ
・単行本は、2000年に発売された山小説。ノベルズ版に続き、文庫版が11月15日発売。
・北アルプスの架空の山を舞台に、山岳警備隊の主人公が巻き起こす大アクション活劇。
・解説は、細谷正充。
・ちなみに、この小説に関しての「作者にきく」が著者オフィシャルサイトにあります。
興味のある方はどうぞ。(2003/11/23)
「クライマーズ・ハイ」(横山秀夫)
・「別冊文藝春秋」(文藝春秋)245号で完結しました。
→別冊文藝春秋
・イーエスブックスのインタビューによると、今年中には単行本化されるそうです。
→ついに8月31日単行本刊行予定となりました。(2003/7/22追記)
→8月22日発売のようです。(文藝春秋ホームページ新刊案内)(2003/8/14追記)
・発売されました。→【bk1】
・今、もっとも注目されている作家の一人横山秀夫が放つ山小説。
メインで描かれるのは、昭和60年の御巣鷹山での日航ジャンボ機墜落事故をめぐる新聞記者たちの熱い日々。
そして、その物語の横糸として、谷川岳衝立岩雲稜第一ルートの登攀が織り込まれています。
登攀シーン自体は少ないものの、そのクライミング描写は、
さすが本業作家は違う、と唸らされるほど、緊張感、臨場感に溢れています。
クラシックルートをアルパインクライミングで登る描写がある小説は、
新刊としては、久々ではないでしょうか。
クライミング以外の部分も、もちろん読み応えは十分なので、ぜひご一読を。(2003/8/20追記)
「槍ヶ岳」(文芸社・奥田岳志)
→【文芸社ON-LINE】
・父を槍ヶ岳で失った勝弘は、山を恨んでいた。
しかし、その死の意外な真相を知ることで、彼は、槍ヶ岳に興味を持ち、
いつか登ってみたい、と思うようになるのであった。→感想ページへ
この本、本屋ではあまり見かけませんが、著者のページに全国販売書店リストがありますので、
読んでみたい方は、そちらをご参照ください。(2003/8/9追加)
また、著者のページでは、続編の公開も行われています。(2003/12/5追加)
・槍ヶ岳を舞台に展開する、爽やかな青春ドラマ!だそうです。(2003/7/17)
「ブロッケン山の妖魔」(工作舎・久野豊彦)
・これは山小説と言ってよいのか?一応山には登りますが。
・もともとは大正から昭和初期に書かれた短編小説。傑作選としてまとめられました。(2003/5/31)
→【bk1】
「小説 青春登山大学」(高野亮)
→【bk1】→白山書房
・山学同志会をモデルに、一人のクライマーの生き様を描く。
「ミッドナイトイーグル」(文春文庫・高嶋哲夫)
→【bk1】→感想ページ
・北アルプスを舞台に繰り広げられる手に汗握る死闘!
「神々の山嶺」(集英社文庫・夢枕獏)
→【bk1】(上)(下)
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