ネパール・トレッキング(クーンブ編)
10月23日(木)[晴れのち曇り]
マッチェルモ(4410m)〜ポルチェ(3810m)

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6:00 起床 5℃ [脈拍64回/分]
7:30 朝食
8:25 ロッジ発
9:20-9:40 休憩(ラバルマ(Lhabarma・4330m))
10:15 休憩(ドーレ(Dole・4200m)Himalayan Hotel) 22℃
11:45-12:10 休憩(ポルツェ・タンガ(Phortse Tenga・3680m))
12:40 ポルツェ(Phortse・3810m)Namaste Lodge着 13℃
20:00 就寝

 マッチェルモからカラ・パタール方面に行くのは、二つのルートがある。一つはポルチェ・タンガまで戻って、そこからポルチェに登るルート。もう一つはマッチェルモでドゥード・コシを対岸に渡り、左岸を歩いてポルチェに行くというルート。気持ちとしては、行きと同じ道を通るより、左岸を歩いて、別ルートで行くという方に魅力を感じたが、そちらのルートは、狭くて、あまり人が通らなくて、落石が多くて、途中にロッジがない、ということなので、結局、ポルチェ・タンガまではもと来た道を引き返す。

 ポルチェ・タンガからポルチェまでは、急なUPを30分ほど。ちなみに、ポルチェ・タンガは、ポルチェの下の村、という意味らしい。
 ポルチェは大集落。民家があって、畑があって、学校があって、そこには普通の人たちの生活があった。今までも民家はあったけど、観光客向けのロッジが多くて、はっきりとは分からなかった。初めて、普通の生活をしている人たちを見た気がした。<★のどかなポルチェの村>
 凧揚げをしている子どもは、風が強すぎてうまく揚がらないみたいだ。学校ではバレーボールをしている。使い終わったノートをちぎって、風に飛ばして遊んでいる子どもがいる。ノートの切れ端がそこらじゅうに散らばっている。おおらかと言うか何と言うか。
 畑の横を通りかかると、畑仕事の手を休めて向こうから「ハロー」と挨拶してきてくれる。もうそれだけで、いい人たちだ、と思ってしまう。子どもと女性が多い。大人の男は、ポーターなどのためにうちを出ているのだろうか。鋭角的なタムセルク
 一回り散歩する。ポルチェから一段上がったところで、タムセルク、カンテガが恐ろしいほどの迫力で迫ってきていた。思わず恐怖で身がすくむ。タムセルクの切り立った壁と、天に突き刺さるような鋭角的な頂上稜線。
 村には、樹があったり、畑があったり、馬がいたりする。その向こうにそびえる、鋭角的なタムセルクの姿。毎日こんなところで生活するのは、どんな気分がするのだろうか。山に神の姿を見るのだろうか。
 今日は、15時ころにはガスで真っ白になった。今までよりガスが来るのが早い。


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