ネパール・トレッキング(クーンブ編)
10月19日(日)[晴れのち曇り]
ナムチェ・バザール(3440m)〜ドーレ(4200m)

前日 翌日

6:00 起床 10℃ [脈拍61回/分]
6:30 朝食
7:00 ロッジ発
8:05-8:15 休憩(キャンジュマ(Kyangjuma・3550m)) 9℃
9:30-9:50 休憩(モン・ラ(Mong La)) 18℃
10:30-11:35 昼食(ポルツェ・タンガ(Phortse Tenga・3680m)) 16℃
13:05 ドーレ(Dole・4200m)Himalayan Hotel着 20℃
18:30 夕食
20:00 就寝

 順応のための休養日を終え、再び歩き出す。
 今回の日程は、まず、ゴーキョ・ピークに登ってから、一旦ポルツェに戻り、カラ・パタール、エヴェレストBCを目指すというもの。
 キャンジュマまでは、山腹をトラバースしていくほぼ平坦な道のり。そこから、エヴェレスト街道のメインルートであるカラ・パタール(エヴェレストBC)への道を右に見て、ゴーキョ方面に向かう。ゴーキョ方面とカラ・パタール方面の分岐のところに老人が一人。プラカスによると「わしが三年かけて一人でこの道を整備したんじゃ」と言っているらしい。とてもうさんくさいが、嘘ではないらしい。つまりは金を払え、と言うことで、気持ち程度のRs20払う。
 ゴーキョ方面に行くのに、クムジュンを通るルートが、ガイドブックにはたいてい書かれているが、現在の主流は、クムジュンは通らず山腹を回りこむルートらしい。今日もキャンジュマから登っていった。
 その後、モン・ラ(峠)まで一気にUPする。昨日の、ホテル・エヴェレスト・ビューまでのUPとあまり変わらない傾斜だが、荷物がある分、今日のほうが苦しく感じる。チョルテン(仏塔)とアマ・ダブラム(モン・ラから)
 このモン・ラで見覚えのある風景が目に入った。特徴的なチョルテン(仏塔)の向こうに見える、これもまた特徴的なアマ・ダブラム。「さかいや」のホームページから携帯電話用の壁紙をダウンロードして、1年半。携帯のディスプレイで毎日ずっと見続けてきたのが、まさにこの角度から見たアマ・ダブラムであった。ここからの景色だったのだ、と初めて知り、驚きと感動を覚えるとともに、またも物語の中に入り込んだような気分になった。

 モン・ラから一気に川まで下る。下ったところがポルツェ・タンガ。
 今日も朝から天気が良い。3700m-3800m位のところを歩いているのだが、暑いくらいだ。
 ポルツェ・タンガは、離れた場所にポツポツとロッジが3つほどある。最初のロッジは、人が多かったので通過。二番目のは、閉まっていたので通過。三番目のロッジが最後。その先は、ドーレまで約2時間以上ロッジのないUPが続くことになるので、その前に何か食べて、休んでおきたかった。しかし、三番目のロッジにも人がいない。仕方なく引き返す。一番最初のところまで戻るとなると、15分くらい登り返すのかなあ、と暗い気持ちになっていた。すると、ちょうど二番目のロッジを開けたところだった。
 何の準備もしていないので、ヌードルスープ(つまりはインスタントラーメン)しかできないけどいいか、と言われるが、それで十分。燃料は薪で、火を起こすところからはじめるから、申し訳ない気もする。<★薪で火を起こすキッチンはどこもこんな感じ>
 ミルクティとボイルドポテトまで出してくれたが、ポテトは食べきれないほどの量があった。
 お湯が沸くまでかなり時間があったので、豊富に流れる沢の水で、顔と髪を洗う。冷たい水が心地よい。
 ドーレ手前にチェックポストがある、とガイドブック等には書いてあったが、このときは無人だったため、小屋の前を素通り。ドーレまでひたすら登る。

 森林限界(3900mくらい)までは、枯葉の舞い散る、まるで日本の秋山を歩いているような感じがした。UPは結構きつく、つづら折のようなところも、岩を乗り越えるようなところもある。森林限界を越えた所からトラバース道となる。遠くにチョ・オユー(Cho Oyu・8201m)を見ながら歩く。
 そろそろ4000mかな、と高度計を見ながら歩いていると、支尾根を回り込んだところに集落が見え、それが本日の宿泊地ドーレであった。<★ドーレの村。左がカンテガ、右タムセルク>
 4000mを越えているが、特に高所障害の症状はない。ただ、さすがに陽が陰ると急激に寒くなる。今日は、いつもより雲が出始める時間が遅かったように思う。12時30分くらいまでは遠くの山も良く見えていた。しかし、ドーレに着くころには空は一面雲に覆われ、それまで見えていたタムセルク、カンテガ(Kangtega・6685m)、チョ・オユーも見えなくなってしまった。
 タムセルクは、異様なほど格好よかった。登攀意欲をそそられる山だ。しかし、これを登るのにパーミッションはいくらかかるのだろうか、と思ってしまう(技術的な問題より、金銭的な問題を先に考えなくてはならないのが、ネパールの山のつらいところ。帰国後、このページで調べると、タムセルクは6608mなので、七人まで一人$2000($1=\110とすると、220,000円)らしい)。
 ゴーキョ方面は、今までに比べて明らかに人が少ない。ナムチェであれだけたくさんいたトレッカーはどこに行ってしまったのか、と思えるほどに。日本人とは、1パーティとすれ違っただけだ。


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