ネパール・トレッキング(クーンブ編)
10月17日(金)[晴れのち曇り]
パクディン(2610m)〜ナムチェ・バザール(3440m)

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6:00 起床 10℃ [脈拍66回/分]
6:30 朝食
7:30 ロッジ発 13℃
8:40-8:55 休憩(ベンカール(Benkar・2630m))
9:45-10:55 昼食(ジョサレ(Jorsale・2740m))
12:45-13:00 ナムチェ・バザール(Namche Bazar・3440m)入口 19℃
13:15 ロッジ(Peregrine inn)着
19:00 夕食
20:00 就寝

 朝は快晴。歩き出すと、長袖では暑いくらい。今日は人が多く、日本人のグループも多く見かけた。道は広いが渋滞気味であった。
 モンジョ(Monjo)の村にチェックポイントがあり、入域証を確認される。プラカスが対応して、まだ持っていないけど、ナムチェの入口で払う、のようなことを話すと、素通りできた。
 ジョサレで食事を摂っていると、飛行機で隣の席だった夫婦に偶然会う。
 昼食のシェルパシチューはおいしかった。チンゲン菜とジャガイモ、にんじん、それに麺とライスが入った雑炊。ほうとうみたいな感じ。コンソメ風味で食べやすい。
 ナムチェまで一気にUPする。確かにこの最後のUPはきついけれど、富士山の8合目以降の登りを考えれば、それほど違わないように感じる。今回、このトレッキングのために、8月以降富士山に4回登ってきた。頂上付近では2泊した。それが効いているのか、それほど苦しくは感じない。ナムチェへの登り<★ナムチェへの登り。手前の道を人が次々登ってきている>
 ナムチェ入口のチケットセンターでパスポートを見せ、入域証を取得。Rs1000をガイドが払う。

 宿泊ロッジを決め、一休み。午後になると急に雲が増えて、15時にはナムチェは真っ白なガスに包まれた。
 ナムチェの真ん中のバザールでは、チベットの人がいろいろなものを売っている。服や靴などMade in Chinaの衣類が多い。私は特に必要なものはないが、ぐるぐると見て回る。ナムチェのメインストリートにも店が多く、登山用具や土産物をたくさん売っている。今買っても仕方ないが、帰りには何か買っていこうかと思う。
 夕食にダルバートを初めて食べる。思っていたほどまずくはない。これなら食べられるな、と安心した。モモとスープもつけたので、ちょっと食べ過ぎかもという感じ。でも、食べられるときに食べておかなくては、という気もする。この先どうなるのか分からない。

 ナムチェを歩き回り、「ナムチェ・バザールにいる」ということでまた感動した。ナムチェ・バザールといえば、ヒマラヤを舞台にした話では、カトマンドゥと並んで、必ず名前の出てくる地名で、記憶に刻み込まれている場所でもある。今まで、書物の中のものでしかなかった土地に自分が立っている、というのは、ある種不思議な感動がある。SFやファンタジーの小説に出てくるような架空の地名と変わりのなかった名前が、現実に存在しているのだ。まるで物語の主人公になったような気分になってくる。まあ物語には違いない。人生は、自分だけの、自分の物語なのだから。


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