山行短信
小川山

2001年9月8日(土)
メンバー:大西、神谷(記)


本来は、屏風岩の「東稜」「東壁ルンゼ」の計画だった。しかし、秋雨前線+台風の影響で、土曜はともかく日曜は明らかに雨になりそうな予報だったので、小川山へ行くことにした。
小川山は、先々週に来たばかりだったのだが。

9月8日(土)

(1)八幡沢大滝右壁「サヨナラ百恵ちゃんルート(5.8)」の1ピッチ目のみ。今回はテーピングをぐるぐる巻きにして、ジャミングに備える。痛みは感じず、決まっているな、という感覚がなんとなく分かる。しかし、テンション、A0の連続。相変わらずナチュプロは難しい。支点はそのままで隣の「友和ルート(5.9)」へトップロープ。たしかにジャミングが決まるのだけど、やけに疲れる。苦しい。もっと楽に登れるようにならなくては。

(2)八幡沢左岸スラブに戻って「ビスタの夏休み(5.9)」。トップロープをセットして、隣の「往年の乱(5.10b)」「走れメロス(5.10a)」。この辺、ルートが錯綜していてよく分からない。

(3)さらに戻って「ブラック&ホワイト(5.10a)」。去年は、A0の連続だったので、今回は、さくっと登ろうかと思っていたが、相変わらずA0。2本目がやけに遠くて、とても怖い。4本目から先もどうしてもフリーでは行けない。トップロープでもう一度やってみるが、やはり難しい。隣の「ジャーマンスープレックス(5.10b)」もテンション&テンション。A0はしないように努力したが、細かい立ちこみの連続で、足首が痛くなってきた。トップロープでも登るが、3本目から4本目のところが、どうしても足が滑ってしまってうまく登れない。

◆ときどき通り雨が、ざざっと降ってきていた。しばらく待つと日が出てきて岩も一気に乾くのだが、また降り出して、という繰り返し。登る分には、それほど影響はなかった。
◆しかし、なかなかうまく登れない。室内壁だと5.10cdくらいは登れるのだが、ゲレンデにくると5.10aもあやしい。なんとかならないものか。

◆翌9日(日)は、朝から雨。しばらく待つが、降ったりやんだりの繰り返しなので、撤収を決める。湯川の岩場へ転進。細いダート道を越えた岩場は乾いていたものの、我々のレベルでは、「コークスクリュー(5.9)」さえも登れそうに思われず、撤退。見事なクラックが並んでいるので、こういうところをさくさく登れるようになれたら気持ちいいだろうと思うのだが。




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