山行短信
小川山

2001年8月25日(土)〜26日(日)
メンバー:石川、武藤、神谷(記)


アッセントクラブのサマーキャンプに便乗。
小川山自体は、昨年に続いて2回目。

8月25日(土)

(1)まずは、昨年見た目に圧倒されて何もできずに敗退した「小川山レイバック(5.9)」へ。朝一番で、体が動かないなりにもなんとか登る。しかし、出口の部分でホールドが全くない。ジャミングもうまく決めることができず、やむなくカムをセットしてA0。また、来年の課題が残ってしまった。1ピッチ目のみで終了。

(2)お殿様岩「予期せぬプレゼント(5.10a)」へ移動するが、ワイドクラック用のギアが足りないため、登らず敗退。お姫様岩「カミイルート(5.10b)」へ。最初はわりと順調だったが、出口が悪い。かぶり気味で、手も足も出ず。少し下ったところから、左にトラバース。カンテを回り込んでトップロープをセット。同じ支点から「ネイキッドクラック(5.10a)」。当社はリードしようとしたが、手持ちの最大ギアであるキャメロット#3.5でも足りないワイドクラックだったため、トップロープで登る。結構難しい。

(3)アッセントクラブと合流してリバーバンクエリアへ。「プテラ(5.9)」「秋の訪れ(5.10a)」を登る。「プテラ」は、あまり右に寄りすぎると汚いし易しい。なるべく左を登った方がよさそう。「Autumun Breeze(5・10d)」もトップロープでチャレンジさせてもらうが、1本目のピンから先には進めず断念。


8月26日(日)
(1)ナチュプロの練習のため、朝から藐姑射(ハコヤ)岩へ向かう。岩場に到着して岩を見ながら左に進むと、2本並んだクラックとそれに平行してボルトライン。「森林浴(5.8)」と思って登りだす。ほとんど垂直でかなり緊張する。これが5.8?と思いつつも何とか登るが、最後の部分でかぶってきて、あと3mがどうしても越えられない。どうにもならないので、ボルトにカラビナ残置して下降。ルート図をよく見直すと、何かが違う。右に移動してみると、明らかに「森林浴」と見られる別のクラックラインを発見。では、さっき登ったラインは何だったのだろうか。ルート図を見てみるが、該当するものが分からず。ともかく本当の「森林浴」を登る。

(2)右から扇岩テラスに回りこみ、「大和なでしこ(5.8)」。石川さんがリードして、トップロープ。テーピングをちゃんと巻いていなかったので、ジャミングがうまくできない。やけに難しく感じる。上部でA0が交じってしまう。

(3)クラックはもう十分だったので、おむすび山スラブへ移動。「無名ルート(5.10a)」を石川さんリードでトップロープ。出だしと最後が難しい。

◆今年キャメロットを1セットそろえたので、それを活用するためにクラックを集中的に登ってみた。しかし、クラックの練習を普段はほとんどやっていないので、たまにやろうとするととても難しく感じる。クラックの幅とギアの大きさの感覚が分からないので、ギア選択に手間取り一度では決められない。また、ジャミングもこれで果たして決まっているのかどうかが信用できない。まだまだ練習不足であることを実感した。


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