<6.食糧報告>   (記:神谷)

21日分として計画したが、実際には17日間で登山活動を終了した。
アタック後は積極的に予備食を食べたが、余った食糧も多い。

《日本からの持ち込み分》


尾西α化米(2食分)「白米」×8、「赤飯」×2、「五目ご飯」×2(合計24食分)
フリーズドライ(スープ各種)×25
ジフィーズ「すき焼き丼」×2、「鶏飯」×2、「炒飯」×2、「牛飯」×2、「八宝菜」×1(合計9食分)
餅×11個
アカギ「サッポロ中華味噌ラーメン」(80g)×2
乾燥野菜「ラーメンの具」(30g)×1パック
バランスデイト×18パック
のど飴(200g)×1パック



《現地にて購入分(主にメンドーサのスーパー「Metro」にて購入)》


[ラーメン](合計27食分)
クノール「SopaFacil(GALLINA(鶏)味)」(85g)×11
マギー「SopaLista(GALLINA(鶏)味)」(85g)×6
マギー「SopaLista(CARNE(肉)味)」(85g)×6
マギー「SopaLista(QUESO(チーズ)味)」(85g)×4
[スープ](合計10食分(1袋=2食分として))
マギー「Pollo con Semola(チキンスープ)」(75g、5人用)
マギー「Crema de LENTEJAS CON TOCINO(レンズ豆入りベーコンスープ)」(79g、5人用)
マギー「Crema de POLLO(チキンスープ)」(75g、5人用)
クノール「Sopa de Verduras(野菜スープ)」(48g、5人用)
クノール「Sopa Crema de Choclo(コーンクリームスープ)」(69g、5人用)
[ライス]
生米(1kg)
クノール「Arroz Paella(パエリア)」(210g、2-3人用)×2
クノール「Arroz Primavera」(200g、2-3人用)×2
クノール「Sopa TIPO Casera(野菜雑炊)」(192g、8人用)
[野菜]
玉ねぎ×5、じゃがいも×9、人参×8、リンゴ(小)×4、オレンジ×8
[パン]
食パン(400g)×2パック、フランスパン(880g)
[行動食]
ビスケット(175g)×19、オレオなど(150g)×4、ミニオレオ(65g)×3、プリングルス(191g)、クラッカー(100g)、チョコナッツ(80g)、チョコボール(150g)、チョコクッキー(250g)、チョコパイ(48g×6)、チョコシリアル(220g)、フルーツ飴(200g)、板チョコレート(80g)×5、ドライフルーツ(干しブドウ、アンズ、ナッツなど)
[その他]
紅茶(ティーバック)「GREEN HILLS」×50、ツナ缶、サラミ(500g)、チーズ(500g)、チキンブイヨン(120g)、砂糖(1kg)、パスタ(500g)×2パック、ゆで卵×2



【反省点】


○主に朝食はラーメン、夕食はご飯(パスタ)を使用した。
○ムーラがプラサ・アルヘンティーナまで行ってくれるので、そこまではある程度重い食材も大丈夫である。そのため、我々はプラサ・アルヘンティーナまで野菜類を使用し、チキンコンソメスープを夕食に食べていた。
○果物は、ビタミン・水分の補給を考えて、もっと多くてもよかった。オレンジは最終日前日まで持っており、さすがに最後はスカスカとした食感がしたが、保管場所に気をつければ、意外と長持ちする。
○α化米、ジフィーズなどはアタック用と考え、主にC1で使用した。α化米は高所で食べるほど味が引き立つように思う。現地では買えないので、なるべく多く日本から持っていきたかったが、他の装備との重量的な兼ね合いで、今回はこれだけしか持てなかった。
○行動食は各自が適当に食べるようにしたが、全体の量は少し多めだったかもしれない。ドライフルーツをジップロックの袋に入れ、それをメインに食べていた。現地スーパーでは、行動食に適しているようなものは、ドライフルーツの他にビスケットとチョコレートくらいしか見つけられなかった。
○現地購入のラーメン類は、もそもそとした食感がする。これは高所であることが原因と考えられるが、唯一日本のラーメンであった「味噌ラーメン」は普通に食べられたので、品質に差があるのかもしれない。しかし、十分食べられる範囲内のことである。
○ライス類は現地で買えるジフィーズのようなもの。水と一緒に火にかけて、水分をとばせばできあがるのだが、パサパサ感が強く、消化に悪そうな感じがした。遠征にぴったりだと思い、期待していたのだが残念。また現地で生米も売っているが、主食ではないためか、あまりおいしくはない。どちらにしても4000mを超えると米をうまく炊くのは難しくなる。
○現地購入のスープは、1リットルの水を使用して作る。4−5人用と表記されているが、2人で食べてちょうどよいくらいだった。味にも満足できる。
○現地で買った砂糖の外袋は大変弱いので、持っていくときはジップロックに移し替えた。
○休養日の昼食について、特に考えていかなかった。行動食を食べつつ、多めに持っていたスープなどを飲んだが、ガスを利用して食べられるものを事前に何か考えておけばよかった。

○全体的に単調なメニューだったと思う。現地でたいていの食材はそろえられるが、限界はある。遠征に適した軽い保存食等を考えると(α化米等)、日本から持ってきた方がよいものもある。現地で買えるものはよく分からないものも多い。そこが面白いところでもあるが、失敗すると厳しい。しかし、そんな少ない食材のなかで、いかに豊富なメニューを作れるかをもっと吟味すればよかった。工夫すればもう少しバラエティに富んだものが食べられたように思う。毎日ラーメンとα化米では、いくら何でも飽きる。



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