山行短信
谷川岳 雪上訓練、西黒尾根
2001年4月14日(土)〜15日(日)
メンバー:大西、村野、中村、三堀、武藤、藤田、原田、松浦、善塔、神谷(記)
◆5月連休に向けての雪上訓練。 ◆一の倉出合にテントを張るり、一の沢の手前で雪上訓練。ここは、入山禁止区域外。 4月14日(土) 【村野、三堀、神谷、武藤、原田】 ◆キックステップ、滑落停止、肩がらみ確保(セルフビレイなし)、腰がらみ確保、スタンディングアックスビレイ、確保器による確保、コンテニュアス、ランニングビレイ後の確保、ビーコン。 【大西、中村、藤田、松浦、善塔】 ◆キックステップ、腰がらみ確保、スタンディングアックスビレイ、ビーコン。 ◇雪の状態が悪く、滑落停止はなかなか止まらない。グサグサの雪なので、ピッケルが一向に刺さらず、苦労した<滑落停止の村野さん>。 ◇確保の練習は、ロープで繋がった相手が斜面で実際に滑って、それを確保者がどうやって止めるか体験した<滑落者を止められるか>。 ◇セルフビレイなしで確保するので、うまく止められない場合は、確保者も一緒に斜面を滑り落ちることになる<止められないと二人とも落ちる>。 ◇なるべくロープを流して、滑落者のスピードを殺しつつ、静かに止めるのがポイント。 ◇肩がらみ、腰がらみは、コツがつかめず、何度も確保者が滑落者と一緒に落ちてしまった。踏ん張るときの重心と足の置き方が大切。 ◇スタンディングアックスビレイは、やはり楽に止められる。ただし、肩がらみなどとは、力を入れる方向が違うので、注意が必要。 ◇ATCを使って止めようとすると、ロープが流れないため、急激に衝撃がかかり、とても難しい。エイト環のチョイがけなら、まだ何とかなる。 ◇コンテニュアスで同時登攀中、片方が落ちたときに、果たして止められるのか。今回は、落ちるのが分かっていたので、とっさの対応も出来たが、突然の滑落では、足場も作ることが出来ず、二人とも落ちてしまう可能性が高いと思った。 ◇基本的にロープの摩擦で人を止めるので、手袋やヤッケがボロボロになる。雪上訓練のときは、使い古しの装備で臨んだほうがよいと思った。 ◇<ビーコンの練習> 4月15日(日) 【村野、三堀、神谷】 ◆西黒尾根から谷川岳頂上へ。 【大西、中村、武藤、原田、藤田、松浦、善塔】 ◆滑落停止、確保復習。 ◇翌日は、経験者とそれ以外で別行動。経験が少ない人は、とにかく滑落停止を徹底的に練習して、身体に覚えこませる。 ◇谷川岳アタックは、天気が良くてとても気持ちがよかった。陽射しがやたらに強くて暑いくらいであった<もうすぐ頂上>。 |
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