山行短信
八ヶ岳 赤岳主稜

2001年3月20日(火・祝)
メンバー:羽矢、碓井(以上山岳同人カルパッチョ)、神谷(記)


◆【計画1】3/17−20北アルプス鹿島槍北壁アイスルート
→17,18日悪天の予報により中止。(18日PUMP2へ)
◆【計画2】3/20北アルプス唐沢岳幕岩左方ルンゼ(アイス)
→前日七倉まで入って、ワンデイアタックを計画していたが、葛温泉にてチェーンの車止め。往復でプラス2時間は、かなり厳しい。一歩も歩かず敗退。
◆【計画3】さてどうするか?
夜中に葛温泉のチェーン前で立ち尽くす。明日の好天はほぼ確実で、ここまで来て、何もせずに東京に帰るのはあまりにも惜しい。
どこかに転進することにする。
条件1:ワンデイアタックできること。
条件2:ルート図も地図も無い。
条件3:ピークに立ちたい。
すべてを充たすのは、八ヶ岳しかない!ということで、高速を戻って茅野へ。
◆【八ヶ岳計画1】阿弥陀岳中間稜
→船山十字路の先まで車を入れようとしたが、雪が多く、船山十字路までも車が入らないため、中止。(ラッセルを考えるとワンデイは不可能)
◆【八ヶ岳計画2】赤岳主稜
→これなら確実。すべての条件を充たしている。

◆長い長いドライブの果てにたどり着いた美濃戸口。朝は少し遅めの出発。
◆天気は良い。気温は高く、雪はぐずぐず。
◆赤岳主稜には、先行1パーティ。が、ずっと先にいたので、影響はなし。
◆気温の上昇とともに沢筋は自然落雪。ボロボロと指先大の小さな雪の塊が転がってくる。一気に雪崩れるという感じではないが、少し怖い。
◆ルート自体に問題は無い。4ピッチ目の出だしが、ホールドとすべき岩が凍り付いてすべすべ、そこが少しイヤな程度。
◆神谷−碓井−羽矢で順番にリード。途中一部ザイル確保なしで進みつつ、5ピッチで終了。

◆いろいろな外的環境に振り回された山行だった。何が悪いというわけでもないので、やむを得ない状況ではあった。そんな中、ともかくもひとつのルートを登りきれたのは、良かったと思う。
◆今回のことを今後の教訓(?)に出来れば、と思う。

3月19日(月) 晴れ

20:30国分寺発(車)
23:30葛温泉着

3月20日(火・祝) 晴れ

2:30美濃戸口着
6:15起床
7:45美濃戸山荘発
9:20行者小屋着
10:00文三郎道との分岐
10:30分岐発
10:45赤岳主稜取り付き
11:35終了点
12:30赤岳頂上
13:15(地蔵尾根経由)行者小屋着
13:55行者小屋発
14:45美濃戸山荘着


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