山行短信
湯河原幕岩

2000年10月28日(土)29日(日)
メンバー:大西、武藤、神谷(記)


10月28日(土)
(1)ニューエリア方面を目指すが、途中から踏み跡不明瞭。クモの巣と藪のため、
進行を断念。
(2)少し戻って、目標を正面岩に変更。とりあえず、「小ハング右凹角ルート(5.9)」へ取付く。が、ハングの下に巨大な蜂の巣。活発に蜂が出入りしている。黙って逃げ帰る。
(3)さらに戻って、正面壁の右手に回りこむ。「おせっかい(5.8+)」をリード。どこでも良いからなんか登りたいという一心で取付くが、ルートが判然とせず、いつのまにか藪こぎ登攀。まるで快適ではない。トップロープを引くが、誰もフォローせず。
(4)その少し左側、「No.7ルート(5.10b)」「ポニーテール(5.9)」にトップロープ。「関東周辺の岩場(白山書房)」と「日本100岩場(山と渓谷社)」でルート取りが違うので、正式なルートはわからない。No.7ルートの立ったフェースの乗越が難しい。
(5)一気に戻って、てんとうむしロック。「ヘイ・ジュード(5.10c)」。A0使いつつ、登ってトップロープを引く。短い中に、微妙なバランスと絶妙な身体の振りを要求される。好ルート。右の溝は使ってはいけない。左に寄り過ぎると「マギーメイ(5.10b)」になってしまう。
(6)右に移動。「アナザガール(5.10a)」。下部のブリッジングが難しい。リードするのには、バランス保持したまま思い切りよく行かなければならない。結構怖い。
(7)ここで雨が降ってきたので撤収。

10月28日(土)
(1)夜中じゅう雨。朝のちょっとした止み間を狙って出発。茅ヶ崎ロックへ。
(2)桃源郷「サンセット(5.10a)」。後ろから回ってトップロープ。濡れている。滑る。また雨が降り出した。
(3)マコロンランド「マゾおけさ(5.10b)」を見学して帰る。

今回は、同流山岳会のザイル祭のために、初めて湯河原幕岩までやってきた。天気が今一つだったのが残念だが、初日はそれなりに登ることが出来た。
ルート数の多さにまず驚いた。しかも、5.9、5.10前半のクラスもそろっており、初心者は初心者なりに楽しめるのがよい。今回、茅ヶ崎ロック方面は全然行っていないが、トポを見るかぎりでも面白そうなルートが多そうだ。次回はそちら辺を重点的に登ってみたい。しかしまだまだレベルが低く、登りたいルートではなく、登れるルートを探さなくてはいけないのが悔しい。もっと上手になりたい。



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